雨降る夜にB級映画

『ダイナソーin LA』

レポートを書く時のお供に見ようって2ヶ月前から目をつけてた映画

外は土砂降り、部屋を暗くしてコーヒー片手に、最高の環境で映画スタート！

《あらすじ》

会社の実験で恐竜を生き返らせたら、その恐竜を人間がちゃんと制御できずにLAに放出しちゃった

さぁ90分後、見終わって一言

「めちゃめちゃ面白いな！！！！！」

何が面白いって、これを一つの映画作品として世に出した監督とその辺の業界の人の度胸が面白い、っていうか愉快

まずはストーリーとして、一番偉い人が一番阿呆パターン、身内が一瞬で死ぬ進撃の巨人感、死亡フラグの回収の速さ…諸々、B級映画のお決まり路線を全部クリアしててとっても良い

けれど、この映画をもっと愉快にしてるのは、CGが途中で固まったり、セリフが途中で切れて次の場面に移ったりする映像編集の雑さ！

恐竜をCGで再現して90分間動かすのはとっても大変な技術だと思う、けど、けど、恐竜が人を襲うところで、恐竜が人と違う方向向いてたりしてると、うわーちょっと残念！って見る側はなってしまうよね

他にもこれ作品として出していいの？！ってこっちがヒヤヒヤしてしまうところが盛りだくさん！

それでも不思議と不快感はなかったんだよなぁ~ただただ愉快だった

あと一つ付け加えるとしたら、セリフがストレートでとっても愛おしい！ってこと

小洒落たセリフなんて出てこないけど、どストレートなセリフは山のように出てくるの

一番お気に入りの場面/セリフは、恐竜実験を指導した会長が、恐竜に殺される前の場面

会長が人生最期の言葉を「よし、『 ロックンロール』にしよう」って決めた後、自分から殺されに行ったんだけど、結局最後に発した言葉が「やだ！痛いからやめて！」で想像以上にダサすぎて、でもなんか愛おしくて爆笑してしまった

あらすじだけ見たら『ジュラシックパーク』と似てると思うけど、この映画はジュラパみたいなSF臭がしなかったな~SF分野が苦手な私はかなり観やすい映画だった

科学や専門用語が出てこない分ストーリーや設定に穴はあるけど、B級って知ってて見たら愉快愉快で観終われるよ

 学生は私みたいに学校のレポートしながら、社会人はビール片手に寝転がって華金を過ごすのにおすすめの映画です~